水戸黄門

水戸黄門ストーリー
水戸光圀はある夜、水戸藩江戸屋敷で、息子の松平頼常に斬られる夢を見た。讃岐高松藩主である頼常に何か起きたのか…光圀は不吉な思いで目が覚めた。
その頃、次期将軍の内定者である甲府藩主・徳川綱豊は刺客に狙われるが、危機一髪で命拾いした。そのことを甲府藩の用人、田代一郎兵衛に相談された光圀は、将軍・徳川綱吉に了承を得て綱豊を旅に連れ出す。道中、柳沢吉保の命を受けた刺客・荒巻眩斎率いる忍びが光圀と綱豊の命を狙い一行の動静を窺う。
甲府に着いた一行は、綱豊を「夫の敵」と呼ぶ武家の女・静に出会う。話を聞くと親戚の市兵衛からそう聞かされたという。そしてすべての悪事の裏側に金山奉行・韮崎軍兵衛がいることを見抜いた光圀は、弥七、飛猿に探らせ、一計を案じる。悪行を暴いた一行は城代家老の渡辺直茂に後を託し、「天下の台所」大坂に向かう。そこで光圀は、身分を隠していた紀伊国屋文左衛門から、頼常の奇行が高松で物議を醸していることを知らされる。荷揚げ屋の女親分・お美津の下で幼いながらも健気に働き、生き別れの父親を探したいという少年・一平太を伴って一行は高松へ向かった。
高松では頼常が奇抜な格好で出歩き、酒や女にうつつを抜かしていると領民たちが心を痛めていた。漁師の娘・お花は、頼常がかつては立派な領主だったと光圀に語る。その上、頼常が政治に無関心なのをいいことに、筆頭家老の黒藤紋太夫が実権を握って年貢を上げ、人々を困窮させていることが分かった。お花の許婚・佐吉ら領民の声に後押しされた勘定奉行の菊井善右衛門が決死の覚悟で頼常を諌めるが、頼常は聞く耳を持たない。光圀も父として言葉を尽くし息子を説得するが、頼常は心を開こうとはしなかった。光圀と頼常が対峙しているその場へ、黒藤が飛び込んできた。その手には高松藩を揺るがす書状が握られていた…。
（wikipediaより）