蝶々さん~最後の武士の娘~
明治初期、元佐賀藩の士族の娘として生まれた伊東蝶(宮あおい)は、父の亡き後、母・やえ(奥貫薫)と祖母・みわ(藤村志保)によって育てられた。お蝶が新しい世で身を立てていけるようにと熱心に学問をさせ、家伝の能笛を伝える一方、武士の娘としての心構えを叩き込む。「武士の自害とは自らを罰することでも、敗北でもない。誇りの証」。
しかし、その母と祖母も亡くし、お蝶は親戚のつてで長崎の貸座敷「水月楼」の養女となる。養母・マツ(戸田恵子)は女学校への進学を約束してくれていたが、その養母も病で死去してしまう。お蝶は跡取り娘の立場から一転女中の身に、さらには置屋「末石」に身をおき、やがて舞妓「春蝶」となるのだった。
(公式サイトより)