片想いの彼のために捜査してたら、いつのまにか名探偵になりました。(仮)
あらすじ:
ある日の夜、一台の車が走っている。運転席には大石昭彦。突然、車のフロントガラスに水風船がぶつけられる。驚いた大石は、急ハンドルを切るが、車はガードレールに激突。運転席の大石は、意識不明で頭から血を流していて――。二週間後。蕎麦屋の店仕舞をしている江戸奈々未と祖父がいる。そこに幼馴染みで刑事の大島春斗が入って来る。実は頼みがあると切り出す春斗。半年前に難事件を解決して、署長賞まで貰った春斗だが、実際に解決したのは奈々未だった。春斗はそれを言い出せず、結果またしても難事件を任されてしまった。実は最近、都内で車に水風船がぶつけられる事件が相次いでいる。既に5件。しかも、最初の被害者は、走行中の車がぶつけられ、被害者の大石は、今も意識不明の重態。犯行には全て同じタイプの赤い水風船が使われている事から、恐らく同一犯。だが被害者たちや車種に共通点は見つからず、何も分からないという春斗。そんな春斗の話を聞く奈々未に祖父は言う。「助けてやったらどうだ。惚れた男の頼みだろ」「わ、私は別に」と否定する奈々未だが図星。実は彼女は幼馴染みの春斗にずっと思いを寄せている。でも不器用でその気持ちを伝えられない。今回だけ特別に手伝ってやるか、そう思って春斗の書いたメモを見る奈々未。そこには被害者たちの名前が記されている。『大石、不破、間、片岡、吉田』眺めていた奈々未がハッと気づく。「……まさか」今回の被害者は皆、苗字が忠臣蔵の赤穂四十七士と一緒なのだ。だが奈々未の説明を聞いても春斗はまだピンとこない。「それってただの偶然じゃ」。早速、奈々未と春斗はそれぞれの事件現場に向かう。そこで奈々未が見ていたのは、古地図アプリ。(彼女は祖父とよくこのアプリを使って散歩している。因みに祖父は時代劇好き)被害者たちが車に水風船をぶつけられたのは皆、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした時のルート近くなのだ。こうなると、春斗も偶然だとは思えない。「でも犯人は何の為に?」「それはまだ分からない。大至急調べて欲しい事があるの」奈々未は鋭い目でそう告げた。果たして、この事件は、忠臣蔵、赤穂四十七士と関係があるのか……
キャスト:莉子、ゆうたろう、宮下かな子、中野遥斗、中山卓也、安住啓太郎、村松利史
【TVer1/1】