戦艦武蔵

あの戦争は間違いだったのかもしれない。
でも、たとえ間違った戦争であったとしても、戦った兵士たちには何の罪も無い。
なのに、彼ら一人ひとりが貶められる時代が長く続いた。
祖国に課せられた義務に応じ、祖国が勝手に起こした戦争を命を懸けて祖国の為に戦った。
ただそれだけの事なのに。
戦後、醤油を飲んで徴兵検査にわざと不合格になった物が賢いと誉めそやされた。
まじめに戦って体も心もボロボロになって帰ってきた人たちが、戦死者の家族が「戦犯」「人殺し」と石を投げられた。
誠実に義務を果たしただけの人たちが、正しく評価される時代が来つつあるのかもしれない。
だが、最近逆に異常に賞賛する声も、ネットの中で若年層からやたらと聞こえてくる。
youtubeにあふれかえっている。
貶めるのではなく、崇拝するのでも無い、冷静で正しい感謝と評価が必要だ。
再び間違った評価をする時代にだけはしてはならない。