プリズンホテルストーリー
日本最大手のクラスタホテルグループで働くこと25年、念願の『支配人』の肩書を手に入れた花沢は、意気揚々と赴任先の“奥岬あじさいホテル”へとやって来た。だがそんな花沢を「おつとめご苦労さんです!」のかけ声と共に迎え入れたのは、どうみても極道のオーナーに強面の番頭と外国人の仲居たち・・・。そう、このホテルのオーナー、木戸仲蔵は極道の大物!ここはオーナーも任侠、従業員も任侠、客人も任侠の“任侠団体御用達ホテル”だったのだ。
ワケアリたちの溜まり場、まるで監獄のようなこのホテルを人は“プリズンホテル”と呼ぶという。「私は左遷されたのか・・・?」想像を絶する事態にショックを受ける花沢。
だがそんな花沢をよそに“プリズンホテル”にも客はやって来る。人気極道小説作家の木戸孝之介は、内縁の妻の清子とその連れ子・美加を伴ってホテルを訪れていた。だが、その気弱で偏屈な性格から清子と美加に乱暴な態度を取る孝之介。見かねた花沢は清子と娘の為にひと肌脱ぐ決意をする。一方、同じく宿泊客で懲役を終えたばかりの極道者・政男と偶然に知り合った孝之介は、ある衝撃的な事実を知って破滅的な計画を思いつく。さらにホテルには仲蔵を狙うヒットマンまで現れて・・・。
(wikipediaより)